五和工業株式会社 除湿技術で空気を活かす

研究開発

研究施設 ITSWA Laboratory

2008年、新しい研究拠点として「ITSWA Laboratory」(京都市内)を開設いたしました。
エネルギー新時代の主役達となることが期待されるリチウムイオン電池・キャパシター産業、これを支える省エネルギー高効率生産設備の開発を目指します。

研究施設 ITSWA Laboratory 研究施設 ITSWA Laboratory

研究開発内容

回収PETボトルの固相重合法リサイクル技術の開発

資源の再利用と環境負荷の低減が同時に達成できる回収PETボトルのリサイクル法をめざして、高周波加熱 ( High frequency heating , HF ) 技術による固相重合法の開発を進めています。

資源の再利用と環境負荷の低減が同時に達成できる回収PETボトルのリサイクル法をめざして、高周波加熱 ( High frequency heating , HF ) 技術による固相重合法の開発を進めています。
添加物を加えることなく、繰り返しバージンPETレベルへのリサイクルが可能となるリサイクル法として期待されています。
またPETバージン材料および他のポリエステル系樹脂の製造工程への利用も開発のターゲットです。

【研究内容】
PETボトルは、流通経路での加水分解及びリサイクル工程(溶融時)での熱分解により分子量(IV値)が低下しているため、リサイクル品の用途が繊維・シート製品に限定されています。
従来よりPETの高分子化にはイナートガス中での触媒(Sb,Ge,Ti等)反応をともなった固相重合法が用いられていますが、リサイクルPETは残存触媒活性が低下しているため従来法では重合速度が極めて低く、長時間の反応時間と大きなエネルギー消費が必要となります。
本研究のHF固相重合法は、PET分子の-OH、-COOH官能基末端OH基に電磁波が直接分子運動(加熱作用)を励起するため、触媒量の制限を受けず重合反応を高速で進めることが出来ます。


【回収PETボトルのマテリアルリサイクルの流れ】

回収PETボトル
問題点:加水分解による低分子量化(IV:0.53)

破砕・洗浄

乾燥

フレーク

押出(ペレット化)
【高温下での熱分解】

ペレット(リサイクルPET:R-PET)

溶融紡糸 or 押出
【高温下での熱分解】
問題点: 熱分解による分子量低下

製品

PETの加水分解および熱分解反応

・ HF処理されたR-PETのGPC(*) 分析結果

IV(dl/g) Mn Mw Mw/Mn
RPET 0.53 13000 23000 1.81
HF160-4 0.56 14000 26000 1.92
HF230-4 0.77 20000 39000 2.01

(*) GPC:ゲル浸透クロマトグラフィー

乾燥食品の低温殺虫装置の開発

食の安全を担う装置として貯穀害虫の低温殺虫加工装置の開発を進めています。
ここにも湿度制御技術が活かされ、食品の品質管理と省エネ運転の特長を発揮しています。

現在、 乾燥食品の乾麺・製菓、乾燥椎茸、薬草、ナッツ類に発生する害虫やその卵の駆除には、薬剤・マイクロ波・衝撃波・放射線・加熱法が実施されています。しかし卵や蛹の殻が殺虫効果を弱めていて死にいたらない、または食品の色・風味が失われるなどの課題を残しています。
低温殺虫装置は特殊な温度管理をおこなうことで有害な物質を一切使用せず、また色や香りなどの商品価値を落とさず、確実に害虫駆除がおこなえることが、実験結果から実証されています。

低温殺虫加工装置

【関連】 日経新聞記事  / 株式会社 向井珍味堂

五和工業株式会社 TEL 075-681-2303 Copyright © 2017 ITSWA Co.,Ltd. All rights reserved.